1. 赤ちゃんに生水はとても危険。内臓に負担をかけてしまうかも…

赤ちゃんに生水はとても危険。内臓に負担をかけてしまうかも…

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はじめに

赤ちゃんに初めて水を飲ませるときは、大人が飲んでいるのと同じものを上げていいのか心配になりますよね。実際、赤ちゃんは内臓が未発達なので、不適切な飲ませ方をすると体を壊してしまう恐れがあります。どうやったら安全に水を飲ませられるのでしょうか?

赤ちゃんに水道水を飲ませても大丈夫?

水道水

水道水には消毒のために塩素が大量に投入されていて、家庭に流れてくる水にも残留塩素が残っています。赤ちゃんの胃は未発達なので、水道水をそのまま飲ませると体の負担になってしまう可能性も。

一度沸騰させれば残留塩素を取り除くことが出来るのですが、そうすると別の問題が起こってしまいます。発がん性物質であるトリハロメタンを、2~3倍に増やしてしまうのです。トリハロメタンは水道水の消毒の際、塩素と有機物が化学反応を起こすことで発生する物質です。含まれる量は健康に害を及ぼさない程度に留まっているそうですが、赤ちゃんに飲ませるとなると不安があります。正確にいうと、トリハロメタンは沸騰してからすぐに火を止めてしまうと加熱前より増えますが、15~20分ほど沸騰させ続ければなくなるようです。

ですが忙しい中で毎回15~20分も水を沸騰させるのに時間を使うのは大変だと思います赤ちゃんが水道水をそのまま飲めるようになるのは、離乳食が始まり、胃腸も発達してくる生後6ヶ月頃。生後6ヶ月未満の赤ちゃんには、なるべく水道水を与えないようにしてください。代わりに、塩素や有害物質が少ないミネラルウォーターを飲ませてあげましょう。

赤ちゃんに適している水

ミネラルウォーターの中でも、適するものと適さないものがあります。赤ちゃんは内臓が未発達なので、ミネラル分をうまく排出することが出来ません。あまりミネラル分の多い水を飲んでしまうと、何とか排出しようとして内蔵に負担をかける恐れがあります。中には、下痢や嘔吐を引き起こしてしまう赤ちゃんも。なので、赤ちゃんにあげるミネラルウォーターは、ミネラル含有量の少ないものを選びましょう。硬水には多くのミネラルが含まれているので注意してください。胃腸に負担をかけにくい軟水を選びましょう。また、ミネラルウォーターにも少量の雑菌が残っていることがあります。赤ちゃんに飲ませるときは、念のため煮沸してから与えた方が安心です。

水しずく

とはいっても、赤ちゃんを連れてペットボトルを買いに行くのは大変なはず。6本入りのケースを買うとかなりの重さになり、煮沸の手間もかかります。赤ちゃんがいる家庭には、ウォーターサーバーが置いてあると便利だと思います。いつでもお湯が出せるので煮沸の手間をなくせるうえ、ミルクを作る時にも便利です。ちなみに日本国内では硬水のウォーターサーバーは扱っていないので、間違って硬水を飲ませてしまう心配はありません。ただ、軟水の中でも硬度に差があるので、低いものを選ぶとより安心だと思います。

赤ちゃんへの水の飲ませ方

生後3ヶ月たたないうちは、母乳やミルク以外あげないようにしましょう。生後3ヶ月以降からは、安全な水であれば赤ちゃんに飲ませることが可能です。母乳からは水分と栄養分の両方を摂取できるので、飲みたがらない場合は無理に飲ませる必要はありません。けれど、暑い日などで喉が渇いていそうなときに水で補えると便利です。離乳食をあげ始めるときにも、ミルク以外の味に慣れていると移行がスムーズにいくというメリットもあります。

最初は少量から始めて、徐々に増やしていきましょう。20mlくらいの水を、ミルクと同じように常温で与えてください。あまり水をたくさん飲ませすぎると、ミルクを飲まなくなり、栄養が不足してしまう可能性があります。赤ちゃんに一日に与える(ミルク等もすべて合わせた)水分量は体重10kgまででは1kgあたり1日100ml程度と言われています。10kgの赤ちゃんなら全部合わせて、一日の摂取水分目安は1リットルくらい。なので、慣れてきても飲ませる水は20~30mlに留めておきましょう。ミルクと同じように哺乳瓶で飲ませて大丈夫です。

まとめ

味付きの飲み物は与えないほうがいい
赤ちゃんに味付きの飲み物を上げるのは避けましょう。味覚障害やアレルギーを引き起こしてしまう恐れがあります。昔は3か月ごろの赤ちゃんには「果汁」をあげるのがいいとされていました。果汁とは果物をそのまま絞った、砂糖の入っていない果汁100%の飲み物のことで、味がついているのではじめて離乳食を食べる時期に活用されていました。ですが、現在では内臓に負担をかけてしまうことや、アレルギーの原因になることが指摘され、生後6ヶ月になるまではあげないほうがいいという考えが主流になりました。

また、砂糖が入っている飲み物を与えると、その強烈な甘さになれてしまい、他の味覚形成に支障をきたしてしまう恐れがあります。将来糖尿病になるリスクも高まり、大変危険です。赤ちゃんに最初に与えるミルク以外の飲み物は、やはり水が適しています。安全なミネラルウォーターを飲ませてあげましょう。